オープンまでの歩み
山口県内のアイスホッケー環境は、冬期にオープンする、県内唯一のアイススケートリンクでの練習がメインでした。
このため、夏季の練習のほとんどが体育館トレーニングで、夏季の練習環境が大きな課題となっていました。
更に、新型コロナウイルスの猛威によりスケート場が休場となり、氷上練習は県外に行くしかないものの、県境をまたぐ往来の制限など、アイスホッケーを続けるには大変厳しい状況となりました。
そのような中、2020年8月から山口県アイスホッケー連盟、クラブチーム、学生チーム、スポーツ少年団が集まり練習環境について協議を進め、山口県体育協会、山口県周南市、周南市中須地域の皆様のご協力を得ながら2021年3月に人工アイススケートリンクを設置しました。
大掃除
まずは、みんなで大掃除。
見た目はきれいなのですが、やはり掃除は大事です。
とにかく掃除
ここは、Gliceを設置する場所ではありませんが、この際、徹底的に掃除をし、使えそうなものと、そうでないものに分別しました。
水平
Gliceを設置する場所の平坦性をチェック。
体育館なので、ほぼ水平であることを想定していましたが、最大で30mm程度の高低差がありました。
シート
体育館の床に傷がつかないようにシートを張り。
積み替え
体育館までの道が狭く、運搬されてきたトラックが侵入できず、近くの出張所の駐車場を借りて、小型トラックに積み替えました。
搬入
Gliceの重量は、1枚当たり約20kg(約1m×2m)あり、さらに滑りやすいので、2人で1枚ずつ搬入しました。
とりあえず...
とりあえず乗ってみたくなります。
設置
Gliceの連結は、予め開けられた穴を合わせて、ダボを打ち込んで連結します。
フェンス
問題がない確認することを目的に、予定の約半分の大きさで設置するため、当初は、木と防獣ネットでフェンスを設置しました。
防護ネット
ガラスを破損しないよう、できる限り防獣ネットを張りました。
練習再開
シュート練習はできませんが、ようやく、県内でスケートを履いて練習ができるようになりました。
シュート練習
ゴール裏にネットを設置して、シュート練習ができるようになりました。
解体撤去
当初予定していました大きさにするため、約半分の大きさで設置しましたフェンス、Gliceをいったん撤去しました。
再設置
追加するGliceと表面の状態を合わせるため、仮撤去したGliceを裏返しました。
割付が変わるため、向きを90度変えて再度設置しました。
穴の位置はピッタリ合うのですが、隣り合うGliceで最大で2mm弱の段差ができるものもあり、すでに設置したものを含めパズルのように組み換えを繰り返しながら設置しました。
骨組み
Gliceを試験設置した際には、木材と防獣ネットでフェンスを設置していましたが、本格設置では強固なつくりにするため、金属製の骨組みにしました。
固定
体育館の床に固定することができないため、上部で固定しました。
フェンス
フェンスの高さは約1.2mで金属製です。
コーナー
コーナーも曲線で設置しました。
ネット
ゴールポストにはじかれたパックが外に出ないよう、ゴール付近のフェンスから上と真上にネットを設置しました。
サイドには、試験設置した際の高さ約5mのネットがあります。
ゴール
山口ライジングOBからいただきましたゴールを設置しました。
Gliceに傷がつかないようにクッション材を巻きました。
旗
チームやまぐちの旗と応援旗をステージ側のネットに取り付けました。
完成
スケートを履いたまま歩けるようラバーシートを敷き、いすを並べて完成しました。